2017年の新春挨拶

大晦日ですが、元旦はニューイヤー駅伝の準備で早く寝ます。新年の挨拶をフライングですが申し上げます。
     新年あけましておめでとうございます。
本年は市制施行百二十五年の節目の年になりました。関東では東京、水戸、横浜に次いで4番目の市制を誇ります。先人たちが築き上げた歴史と文化をもう一度、磨き直し前橋の誇りを取り戻す挑戦の年にしてまいります。 昨年は、4年間の準備を経て、前橋再生への本格的な取り組みがスタートした年でした。市民や企業の力が前橋市を変えようと動き出してくださったと感じます。街の古びたビルも民間資本によって新築され県都らしい町並みになっていくでしょう。日赤病院の跡地の活用もこの春完成する上武国道「道の駅」も民間活力をお借りしながら進めています。民間主導による中心市街地再開発も動き出し、「前橋再生」に向けたまちの変化を少しずつ感じていただけると思います。すべて税金で事業を行う時代ではなく、官民連携のもとで市民と力を出し合って前橋を元気にしていきましょう。
    歴史・文化・芸術の面でもたくさんの取り組みが行われ、文化都市前橋にむかって進み始めています。多くの歴史学芸員の方や郷土の歴史に誇りを取り戻そうと活躍するボランティアの皆さんのお蔭で、各地で眠っていた前橋の歴史が輝きだしました。前橋文学館の館長に萩原朔太郎の孫である萩原朔美さんが就任し、文学館周辺に賑わいが戻っていました。アーツ前橋の企画が日本中から注目され前橋に東京から若者が引越し、小さなアトリエやお店が出来ています。馴染みの薄いモダンアートですが、日本中のアートストの関心を引き付けています。
    スポーツも多くの賑わいを作りだしてきました。市内の公道を舞台とした自転車競技「まえばしクリテリウム」の初開催や荻窪町の田んぼをお借りして行った泥んこラグビー,前橋―渋川マラソンなどの大会も数々行っています。また市民がスポーツに汗を流せる施設の整備も下増田サッカー場や前橋市総合運動公園、はじめ始まっております。グランドゴルフやゲートボールなど生涯スポーツを応援してまいります。中学校の体育館の社会人利用のできる大型新築工事も進んで来ました。今年は、これらの施設を利用した大型のスポーツ大会を誘致し、来訪者を増やしホテル宿泊などの経済効果をあげていこうと取り組みます。同時に市民の皆さまがスポーツに触れ合う機会を創出し、生涯スポーツの振興を図ります。
    だれもが健康になってほしいと願っています。スポーツする機会を増やす事もその一つです。そして健康診断によっての病気の早期発見、早期治療も進めてきました。24年度からがん検診の完全無料化を行った結果、前橋市のがん死亡率は大きく減少できました。救急車の病院への搬送時間を短縮して命を守る救急体制を目指しています。自宅に居たまま、治療や健康増進が出来る仕組み「おうちで療養相談センター」が医師会や歯科医師会、薬剤師会、柔整師などの医療・介護の関係者によって発足しました。自宅に居続けられる仕組みで市民の健康長寿を伸ばしていこうと取り組みます。新しく出来る日赤病院をはじめ「健康医療都市・前橋」を作り上げる為にも市民が自ら健康を維持する努力もお願いします。このほかにも健康寿命が伸ばしたいと様々な取り組みを進めてきました。社会にて90歳まで自分の役割があることは「生き甲斐」につながります。
    教育のまちも目指してまいりました。
「赤城山ろく里山学校」や「地域寺子屋事業」等の地域と密着した事業を通じ、社会全体で子育てを応援していきます。また、「まえばし子育て世代包括支援センター(まえサポ)」や「放課後児童クラブ」等の更なる充実を図り、妊娠・出産・育児における総合的な相談や切れ目のない支援を行います。一番の課題は働くお母さんが安心して子供を預ける仕組みです。病気の子どもを預かる病児施設を増やしいきます。このような学校教育や子育ての支援など全国に先駆けて取り組んで参りました結果、出生率が回復し1.47まで持ち直してきました。もう一歩です。これからも結婚や出産を応援してまいります。
    産業分野では、お蔭さまにてすべての工業団地が完売しました。前橋の強みである交通基盤も関越道、北関東道に続きいよいよ本年3月には上武国道が全線開通することで整ってまいりました。一層の企業誘致のチャンスと捉え取り組む一方、創業支援や雇用のマッチングに力を入れてまいります。ここにきて働く人の不足が深刻になっています。群馬県の有効求人倍率が大きく伸び、前橋でも求人に苦労している状況です。そこで大学や専門学校といった高等教育機関が充実しておる前橋市にて学ぶ若者が前橋にとどまって頂けるように、また東京で学ぶ若者たちも前橋へ戻れるように、就職に関するワンストップ拠点である「ジョブセンターまえばし」が四月にオープンします。ここを核とし、ハローワーク等の関係機関と連携した若者及び女性の総合的就職支援を行います。これらを通じ、地元で学ぶ人・働く人を後押ししていきます。
本市の強みである農業を「稼げる農業」とするための取り組みを推進します。前橋産農畜産物を全国・世界に発信することにより販路拡大を行い、更なる本市農業の活性化を目指します。さらに、赤城の恵ブランドを中心とした六次産業化を応援し、農業者の所得向上を図ります。また、関係機関との連携により、耕作放棄地の解消を図り、本市の農地を最大限に活用していきます。
    障がいのある方が夢をもって暮らせる前橋にしなければいけません。昨年四月から施行されました「障害者差別解消法」に基づき、お互いを認め合い共に暮らし、誰もが活躍できるようなまちづくりを行います。障がい者雇用を進める仕組みも拡充してまいります。
    さて昨年は民間主導による「前橋ビジョン発表会」の開催等、多くの新たな取り組みが動き出しました。市民の力や前橋を良くしたいと思う善意と連携しながら、先人の築いた前橋の誇りを磨き再生していきます。
  三月には上武道路が全線開通となります。さらに、四月には「さくらサミット」、十一月には「全国商工会議所観光振興大会」が本市で開催され、国際的なスポーツ大会も目白押しです。全国各地から多くの方が訪れることとなります。来訪者を誇れる前橋市を作り上げることは市民の皆さんに力無しにはできません。力を貸して下さい。思い切ってやり遂げましょう。
    結びに、皆さんにとりまして、本年が実り多き素晴らしい一年となりますようお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。

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