謹賀新年 2013新春

                         

新春を健やかにお迎えの事とお慶び申し上げます。

私達の10カ月の歩みを振り返ります。私自身は「前橋市長」との新たな責任を与えられてから、みなさんとの邂逅の中で、多くを学びました。議員経験しかなかった私が、執行する側の苦労や論理を探りながらも、約束の実現へ向かう過程は、市民の目からは“混乱”と見えたかもしれません。さらには「東北震災ガレキの処理受け入れ」のように新たな市民の抱く不安を前にした遠回りは“逡巡”と思われた事でしょう。しかし“納得”と“共感”を得る為には「ニ歩進んで一歩さがる。」との過程を大切にいて行きたいと私は考えております。(そこに寄り添うべき意見があるなら一歩立ち戻る手間を私は惜しみません。)   

しかし、それでも、私達は前橋市役所という巨大な船の舵を切り続けましょう。この船の航跡が弧を描き、新たな進路の先には「市民が希望を持てる社会」が有ります。 

前橋市の東西南北にそれぞれ少しずつ変化がおこり、全ての市民が近い未来に朧げに期待を感じて下さっています。

・富士見の森林を伐採して、粕川の小学校の木造化

・駒寄インターから上武国道をつなぐ赤城榛名道路、

・北関東自動車道IC、南部拠点西部地区の区画整理による開発、

・上武国道による地域再生、

・中心部では駅前から中心市街地の賑いの創出事業

・・・

まだまだ書き尽くせない取り組みが進みました。 そして市内全体に関わる政策としては

・雇用を生む工業団地の完売や農業の6次産業化、

・障碍者雇用では特例子会社や授産事業の支援、盲学校聾学校からの市役所採用

・弱い立場の子供や暮らしへの支援、自治会とのパートナーシップ

・交通弱者を支える交通インフラ

・ICT社会による新産業の支援と市民の便利

・創・省エネルギー社会によるエネルギーコストの低減

・スポーツ・文化による魅力のある交流都市づくり

・・・たくさんの分野で新規軸を踏み出せました。これらの取り組みがこの間、たくさんの職員と議会の協力によって前進しております。

 たくさんの政策が新聞紙面に躍る事は悪いことではありません。何度も申し上げますが、それらは「花」です。しかし最も大事なことは、「木の幹」です。幹とは市役所の職員がどれだけ市民を思って対応できるかです。その心が政策の基本にあるべきだと思うのです。「市民を思う。」とは「行政の正義とは何か?」との問うことでしょう。私達市役所の法令順守とは、実は市民の為ではなく役所の保身の逃げ口上になっているのではないか?法を乗り越える勇気が求められていると私は考えるのです。

市民の暮らしに寄り添い、規則や法律を暮らしに合わせて行きたい。私が正しい道を進めますように皆様からの厳しいご指導をお願いします。前橋市役所が市民の「家」になるために私たちは前進しましょう。新しい年もまた皆さんと公という使命に結ばれた前橋市を創りたいと念願しております。

2013年1月4日  山本龍

※写真は産経新聞社主催 高崎前橋市長対談時のスナップ。高崎の観音山に登ると、赤城、榛名の山裾に広がる私たちの故郷が一望できました。