九州大学へ

初めて、全国市長会以外に勉強の出張に出かけてきました。

一昨日の午後に前橋駅から出発し、昨日の夜10時に長距離バスにて前橋駅に戻るという30時間の出張でしたが、産学官連携の力を感じてきました。

九州大学有川総長、安浦副学長、石田社会実証研究部門准教授にはお世話になりました。さて3名のご案内をいただき、2日間、九大が行うICT利用の研究を見学する機会を得た。さらに、糸島市松本市長のもとで、自治体がICT利用する実体と課題、障害などの勉強をさせていただいた。 

①地域通貨による景気対策

②ボランティアなどへのポイント交付

③デマンドバスの乗車カード

④災害時の避難者対応 など

 私たちの目指す前橋市このような主要政策を解決する上で、このICTの取り組みは必要で避けてはならないことである。貴重な情報を教えてくださった皆様に心から感謝を申し上げます。

 ICTをSF的空想のようなものと思われている方にとっては、理解しがたいだろう。しかし、現実にICT革命という社会変化が、今起きつつあるのです。その一端にふれた2日間は、私にとって知的興奮の時間でありました。

この興奮の最大の理由はICカードによって市民が便利になり、行政の効率化が図れるという身近なお得感だけではありません。このICTが社会構造を変えるきっかけになると実感したからです。

 ・お金を所有する

   ↓

・お金を使えるという情報を共有する

つまり、所有の概念の変化を引き起こすのです。

 さらには、九大が技術協力をするバングラディシュのグラミン銀行では、これまで紙に記載した貸付先の返済リストを電子化し、さらには電子マネーによって貸し付け、電子マネーによって元利の返済を行っている。

紙幣という公共インフラすら流通しない最貧国にとって、これは革命的な技術なのだ。(金融機関や紙幣流通インフラなどの既得権者がいないからこそ電子マネーという新参者が普及できたとも言えるが。)

 糸島の松本市長さんがICカードのこれからの展望で語られていた事は、前橋でも取り組むべき項目です。

・行政証明書発行

・図書カード

・バスカード

・緊急情報カード

・商店街のポイント

 

私はこれらに加えて、

・医療機関の電子カルテ

・地域通貨

・ボランティア謝金

・細税

などの機能を加えていきたいと考えている。それ以上に、このICTによって、市民が新しい価値を創るきっかけにして欲しいと考えている。

 その為のロードマップを以下のように考えています。

②           務省によるICT実証化への指定を受ける。

②九大等と連携し、群馬大学や前橋工科大学のよるICT研究そして事業化

③ICTによる新産業の育成

④起業する若者が増える

⑤災害に強いまちへ

⑥効率的な行政の実現へ

⑦市民が便利で安心なまちへ

 ワットが蒸気機関を発明してから産業革命が起こり、そして荘園領主と小作農という階級に工場経営などの資本家という階級が生まれた。小作は工場で働き、中には自ら金を貯めて、資本家に成り上がる事もできるようになった。

すなわち、革命とは、社会構造の変化なのだ。20年前、IT革命と呼ばれて久しいが、本当のIT革命はこれからなのです。ICTが社会構造まで変える時代は近い。この前橋はその先頭に立つ。

 P.S.この研修によって、前橋が検討すべき見本

①大学を知識中核に据えたまちづくり

②お祭りに地元の大学生の参加

③ベンチャーの発掘(マネーの虎)←シーズとニーズのマッチング

④水道料金のスマートメーター化

 P.S.2

九州大学のパンフレットに、私が応援している川原尚行さんが紹介されていた。嬉しかった


最近考えている事。

私は語ります。手の内を見せて語る。その目標は 共有化です。
私がもっている情報をたくさんの市民や議員,職員,に知ってもらいたいのです。前橋鎖国でも市長室鎖国であってはいけません。

知らない事の先は無関心であり、それは喧嘩よりも生産性のない関係です。知って頂ければ批評や賛同という関わりが始まります。

私だけではなく、市役所全体の取り組みとするために市役所内の掲示板に先日「情報発信のすすめ。」を書き込みました。
私の考え方の方向を、構想段階から公開して、皆さん知ってもらう事が,大事だと思うからです。

///////////以下転載///////////////

みなさん。 
台風警備などお世話になりした。
倒木など後始末もよろしくお願いします。 
さて 
本日、議会代表者との懇談会を開催しました。 
定例記者会見前に、議会への会見内容の事前告知と非公式の気楽な意見交換を目的とするものです。 
議会に予め、私たちの方向性をお伝えし、政権運営のプラットフォーム化を目指すものです。 
私たちにとって、議会は適正な批評機関であり、アドバイス機関であります。 
いわば市民にとって良き目的地へ私たち行政の道を示すビーコンであると私は考えるのです。 
そのような議会とのかかわりを構築するには、先ずは自分達の見える化を進めることが大事です。 
議会や市民にとって行政の意思決定がブラックボックスであってはなりません。 
突然、本会議の予算書によって政策の中身を知ることはブラックボックスから飛び出すお化けと同じです。 
何故にこのアウトプット(政策)が形成されたのか? 
その政策形成の過程を共有化することはいかなる答弁よりも議会の理解を得るものです。 

だから皆さんには情報の共有化への努力をお願い申し上げます。 
(攻殻機動隊でいうところの並列化のようにデータベースの情報集積も一考です。) 

私も皆さんに自分をさらします。みなさんも外に向けてどんどん発信してください。 

政策編成の途上において、さらした情報に対して論理的な反対理由に直面すれば、
政策を再考する機会が与えられたと考える。 

このような考えが私の行動原則です。 


全国市長会

全国市長会。

中央政府への制度変更を議論した。
細かな議論の中身を一言でまとめると、以下になる。
「災害対策をしっかりせよ。」
「地方の意見を尊重せよ。」
「財源をよこせ。」
つまりは、
「地方のことは、自分たちに任せろ。」
との一言に尽きる。

その一方、
「地域間の格差をなくせ。」

これって変では?
地域格差をなくすために、中央政府はあれこれ指図するのです。

中央政府から欲しい物はもらって、独立したい。
どの隣町との差がないように、こずかい呉れ。

地方交付税の算定が不明確?
臨時財政対策債は本当に中央政府が保証するのか?
全ての市長が中央への不信を持っている。

ならば一言でいます。
「イリュージョンや幻のような政府に任せられない!
              だから::::::::: 主権都市連合国家::::::::を目指すのだ。」

さすがに、私の思いをマイクをもって語る勇気は無かった。

 ps
一人の若い市長さんが手を上げた。
松坂市長から「リアリティのない臨時財政対策債にたよるな!」の
言葉は満場の地方政治家に届いただろうか?
私よりひとまわりも若そうな青年に憧れを感じた。