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大地の芸術祭 その2

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「逸格の系譜」私論(逸格の系譜:北川フラム編 出版現代企画室)の冒頭に北川フラムさんが記した文をまずは皆さんに一読してほしい。
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私事を話せばこの十年、私は越後妻有地域とそこで行われた三回の「大地の芸術祭」にどっぷりつかっていた。この十年で、私は農業が持つ徹底的な保守性から多くを学んできたように思う。それは水が侵食することによって生きる土と人間の関係性だった。私はその関係性の強さこそ力としなければと思うようになった。
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この言葉が彼の企画する芸術祭の多いな精神になっていると感じる。
さて群馬から車で一時間余りでたどり着いた最初の展示作品は、新潟の中山間地にあった。豊富な農業用堰が水飛沫をあげる小道に木壁の脇に古い民家はあった。群馬の巨大な養蚕農家の農機具置き場程度の小さな家、そこには天井から何百もの光の粒子がつるされている。その納屋ともいうべき建物は中二階になっている部分に上る階段があった。そこへ登って見下ろすと特殊なガラスの反射板がひかれている床にそのきらめきが写っている。私たちは天井にも床にもその光の粒を幾重にも見ることができる。
次の作品は小さな集落のはずれ、朽ち果てた公民館の裏山にあった。その金属の作品は錆の塊になって立っていた。
こんな作品たちとの出会いを繰り返しながら

私たちは最初の展示「うつす家」から夜の北川フラムさんとの意見交換の会場である小学校の廃校舎を利用した宿泊施設三省ハウスまでの間に二〇近くの展示物を見た。
  
夜六時から七時三〇分までの間、廃校舎の図書室で杉板でできた机を囲みながら、沢庵とお茶で過ごした九〇分は知的興奮に満ちていいた。             ( 続く )


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2009年09月11日 13:50に投稿されたエントリーのページです。

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