◆今日は厚生常任委員会の視察
・県立健康福祉大学
・群馬大学病院
・児童養護施設「地行園」
・県衛生センター
の4施設を訪問しました。医療も福祉もその土台がぼろぼろの崩壊している中で
スタッフが懸命に働いている様子を感じてきました。各訪問先での感想を書きます
◆群馬大学病院
とくに群馬大学病院の院長さんが発言された言葉が印象的です。
「医療行為の複雑化、高度なスキル。患者への説明などの事務仕事の増大が医療現場に負担を掛けている。」
「G8主要国の公共事業の合計が40兆円。日本は一国で50兆円。医療費は主要国の半分」
彼は政治の問題へ言及することを避けたようですが、公共事業から社会保障へ転換を進めるべきだというサジェスチョンは我々にも届いている。
彼は女性医師の職場復帰のために保育園、あるいは医療スタッフをサポートする人材などを通じて、医療現場のスタッフ不足が解消できると伝えてくれた。
巨大な公共事業より社会の穴ぼこを直すことを優先しないと人々の暮らしは崩壊する。
私の中学の同級生がこの病院に救命救急や総合医を専門とする部署にいます。
彼が私の知事選挙におけるマニフェストの草案に力を貸してくれたのです。
◆児童養護施設おんぼろガタガタでもよく掃除された建物です。
風呂が狭い。この風呂で男女60人が入浴するのだそうです。
それにして今回の調査先の県の関係建物、前回の調査先である沼田の合同庁舎の立派さと比べると、政治の貧困を感じました。
小学生が帰寮していて私たちを案内してくれました。
この児童養護施設は120年間、ときどきに姿を変えて子供たちを支えてきた
戦争で親を失ったこども。今は家庭内暴力やネグレクト・・・
この長い時間のなかでたくさんの子供たちがこの施設から社会へ巣立っていった。
社会人として幸せな家庭を持ち、今度は父として、自分の子供に父の故郷を見せたいと施設を訪ねる青年がいるそうです。
たぶんその一方、社会の端で暮らすOBもいるのであろう。そしてその次の世代がまたこの施設に来ることがある。これが貧困の再生産だ。
「親を変えなくちゃ!」とО議員さんのつぶやきが聞こえた。
◆県立健康福祉大学
看護師と放射線技師の養成大学です。しかも看護学と放射線学の大学院もあるそうです。
ただし看護師は半分、放射線技師は8割が群馬県外で就職されるそうです。
私は持論である女子大、健康福祉大、前橋工科大、高崎経済大の4公立大学統合による
ユニバーシティ オブ グンマについての感想を尋ねました。
学校関係者からは、それに対する意見は聞くことはできませんですた。
しかも県内には、医師会立の看護師養成学校があります。しかも卒業生の県内への就職は90%以上だったとおぼえております。
看護師の養成機能は捨てて、むしろ再教育、高度化教育の機能に重点化されてはどうかと感想を持ちました。
税のよって運営される施設は理由が必要です
民間が代替可能な機能へは税は使うべきではありません。
◆食品衛生研究所
インフルエンザの検査を行っている。バイオハザードのしるしに緊迫感を感じます
地方政府がこんな研究機関を持たねばならないという、行政の高度化に驚きます。
◆調査終了後、委員と担当部局との懇談会
会費制で率直な意見交換をすることはいいことです。
私は委員会での質疑や街頭演説では過激ですが
個人と個人として対するときはとても紳士です?
とても楽しい時間でしたし、県庁スタッフ自身が
いろいろの社会正義を抱きながら、行政運営の難題に立ち向かっていることも共有できました。