財務省の国有財産管理室長さんを訪問した。
趣旨は前橋市が国に提案した、旧前橋市中央公民館と財務省管理の合同庁舎のそれぞれの敷地の土地交換契約の確認のためだ。
このことについて新聞報道を見ていない方がいるでしょうから、復習。
財務省合同庁舎移転にかかわる経過
H20年8月27日
国土交通省関東整備局は前橋地方合同庁舎を現地で建て替えを発表
12階建て78億円。年度内に敷地調査に500万円
H20年8月28日
財務省関東財務局前橋財務事務所管財課長 国有財産管理官が群馬県管財課を訪問。管財課長と面談
前橋地方合同庁舎の整備スケジュールに説明あり
・8月に予算要求する。H21年4月には国有財産整備計画を決定する。
・新たな施設は現有地での建て替え整備する予定で整備期間は21年年度~24年度
・24年度から入居機関の新庁舎への移転完了
[前橋税務署、群馬労働基準局。前橋労働基準監督署、群馬農事務所前橋統計事務所、情報センター、前橋気象台]
・新規に入居機関の現行施設は売却し、建設費に充てる。
H20年10月2日
群馬県管財課長が財務省前橋財務事務所管財課長を訪問の際の話
・合同庁舎の建て替え期間〈h22年6~26年3月〉中の、仮庁舎の設置場所について現在地に近い土地〈3.500㎡〉を貸してもらえる所を捜し中の話あり。
県側は「県有地で可能性のある土地はある。依頼があれば検討する旨返答」した。
H20年12月5日
前橋市が財務省へ対して以下を提案。
「前橋市中央公民館敷地プラス県庁前通りに面する8件の民有地を市が買収し解体、さら地にするので交換で合同庁舎敷地と交換をしてほしい。」
~時期未確認~
財務省は以下を回答
県庁通りまで敷地拡大をするために8件の店舗住宅の地権者から、前橋市が売却同意を取れるなら、交換提案を検討する。
H21年1月
前橋市は地権者全員の同意を受ける。
財務省側は前橋市の提案を承諾すると回答する。
H21年4月
測量同意を得た財務省は前橋中央公民館プラス民有地を含めた土地での建設設計を準備
感想
●国から合同庁舎の建て替えの話が出た際の県の対応に甘さがあった。財源確保として資産売却を進める県として今回の対応は問題がある。土地売却の可能性の芽をつぶした。
結果的には前橋市の「土地がらみの政策への執念」が情報収集力と対応力を発揮させ、国の計画を変更させることに成功した。
疑問
●さら地としての土地は同じか少し市側が大きいと推測される。
評価は、4面を道に囲まれる市所有地が少し高いと思われるが、同じ町内で大差はないだろう。とすれば、前橋市は国の土地と交換するために8件の民有地とその上の建物の解体撤去費用が回収することのない新規の負担になる。その金額は幾らなのだろうか。そこまでしてこの土地取得の意味があるのだろうか。はたして、その支出が議会において同意を得られる可能性は100%なのか?議会議決をバイパスする手法を使うのだろうか?議会内には「それでも国は民有地の買収、移転、解体の費用を多少考慮してくれる。その分お金ではなく交換の土地を増やしてくれるだろう。」との意見がある。
今後の対応
【群馬県庁へ】
とにかく群馬県庁総務部には不要資産の売却情報へ敏感な対応を求める。金がなければ県民の要望へこたえられないのだから!!!
【国へ】
至急、国担当者との接触をし、交渉の経過や問題点の指摘を行った。
対応1
3月12日
合同庁舎管財課長 浜氏を訪問
上記の指摘を行うと浜氏は以下のように答えた
「8棟の民家の移転保障や解体工事は国は負担しないと前橋市には伝えている。あくまで更地同士の等価交換である。」
4月10日
財務省特定国有財産整備室長 井口室長を訪問
上記に指摘を行う
「国有財産法の定め通り、さら地同士の土地の価値を評価して、等価交換を行う。民有地の取得や解体にかかった経費は土地の価格に上乗せしない。」
資料 面積
前橋合同庁舎 国****㎡
労働基準監督署 国
女性会館敷地 県1226㎡ 市1523㎡
県庁北駐車場 県3413㎡
中央公民館 市3665㎡
*空欄は調査中