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「追及しない。処分はしない。返金しない。」宣言の知事に、残預金の使途を考える資格は無い。

知事記者会見を群馬県HPで読んだ。シバラクぶりの記者会見であった。さてその中で公費支出改革資金残余金の取り扱いについて、記者質問へ答える形で知事が発言していた。

「残預金の使途は、前々から思っていたことなんです。ですから、そういういいアイデアが浮かんだときに大方の出していただいた方、本来出していただいた方のお金ですから、そういう方々の気持ちも忖度(そんたく)して、そして県民も納得するようなかたちで、使いたい。」旨で答えていたが、彼にその資格があるのだろうか。その残金がどこで管理されているかを副知事へ聞いたようだ。何も知らないのだと感じた。

私の記憶ではこの残余金が生まれた経過は以下である。
<1995年96年度の2ヵ年で7億1700万円のカラ出張による裏金を飲食、民間団体からの招待時の会費、残業時の夜食代、残業代、備品の購入に当てた事が発覚したのは私の当選直後のことだ。県政を揺るがした問題を知事は『処分しない。返還しない。』宣言を行った。その際、高山副知事が音頭をとって自主的にカンパを集めて返還することになった。そして集まったカンパ金で返還した後にまだ余った残金3億円余が総務部の管理下で9年眠っている。>

私は、この『処分しない。返還しない。』の知事の対応は今後の選挙戦において検証されるべき問題であると考え、昨年度この残預金問題をはじめて委員会で質問した。その際の答弁では「詳細な答弁は出来ない。」と消極的な対応だったが、小野里委員長の計らいでその残金のある通帳のコピーを確認することが出来た。

さらに「災害時のカンパなどに使う。」との趣旨で保管していたのではないか。だから私は委員会質問で「中越地震などへの対応をするべきではなかったか?」との質問した。中越地震や豪雪災害の際も多くの民間ボランティアが手弁当で現地での活動をおこなった。その際の輸送手段のバスも予算が無く便数を制限、多くのボランティアが参加申し込みを断られた事例もある。充分に残余金を使う大儀があったと考えている。使う気がないのではないかとも思える。忘れてしまったのはないかとも思える。

「仮に使う機会を逸しているのでしたら返金も検討するべき」と最後に要望した。カンパと言ってもごく少数の匿名者以外はカンパ金額とカンパ者の名簿があるのではないか?カラ出張による裏金の残預金はカンパ金額比率で返金した方が納得できると考える。そもそも、サービス残業への保障機能を目的の一部にして行われた裏金作りなのだから、残業への対価を支払うことからはじめるべきだ。休日出勤手当てを代休で遣り繰りしながらの休日のイベントはナンセンスだ。

とにかくカラ出張の問題が発覚した際、「追及しない。処分はしない。返金しない。」宣言の知事に、残預金の使途を考える資格は無い。

コメント (1)

内友:

4日のコメントについて
>私が衝撃を受けたのは高知の橋本知事の「飲酒運転・即・懲戒免職」宣言です。
>あれは私の当選直後の事ですから10年ほど前であったでしょうか。それ以来、私は県庁での不祥事への対応の基準の不明確さについて幾度も発言してきたつもりです。職員や教員、警察官まで飲酒運転で検挙され、さらに停職処分で済む事の違和感を言葉にして参りました。
(以上 4日コメント引用)

橋本知事の話題としては当時は注目された記憶がないので、山本さんはよく覚えていましたね。今にしてみると、高知の知事はあたりまえのことだが、先見性があったということです。
私も調べてみましたら、この10年で効果があがっていました。なんと1年あたりの県職員の違反者の数が
3分の1とはいいませんが、2.5分の1に激減してました。
こういう政策は、単なる知事の売名でいうのは関心しません。やはり効果ある政策かどうかが大事。
その点から言って、この政策は効果があったということです。
しかも、高知県の場合、かような規制をしていない市町村でも、県の方針の存在が、市町村職員についても心理的抑制効果が出て飲酒運転の数が減っています。
禁酒法の時代ではないですから、飲むのは個人の「一般的自由」です。しかし「飲んだら乗るな」はやはり大切でしょう。昨日西日本のある市の職員が酒気帯びでまた横断歩道上で2人(夫婦)をはねて1人は重体です。

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2006年09月07日 21:20に投稿されたエントリーのページです。

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