« ブログ謝罪についての質問 | メイン | 合併協議会でこの問題が話しあわれなかったのでしょうか »

待ったなし!「右肩下がりの社会に備えよう」

知事特命事項担当知事室長へ、いかなる特命を拝命しているのか確認した。国際対応と地方分権問題、そして知事の代理での全国知事会などへの出席との事だ。知事のアドバイザーであり、自身の評価より知事への評価が大事だとの事。私は、特命事項に右肩下がりの社会への対応が必要だと考えている。

明治元年(約3400万人)→100年後の昭和52年(1億人を突破)→2004年が人口のピーク。
今後の予想:2040年1億人を割り込む、2100年人口は4000万人を割り込む。

去る6月2日、高齢社会白書によれば、65歳以上の高齢化率が20%を超えたことが報道された(予測では今後39%まで急激に上昇するという)。そして日本の人口は2004年の約1億2700万人をピークに去年から減少に転じたことも周知の通りだ。

明治以来今まで『人口増加に備える』という前提で政策が進んできた。ここで振り返れば、日本の人口は明治初年約3400万人だったのが、100年後の1967年(昭和52年)に1億人を超えた。100年で3倍になったのである。この急激な人口増加が日本の発展を支えたし、道路や鉄道下水道などの政策も常に追いつかない「過剰人口」に備えることであった。

しかし、これからは人口が減少し、加えて高齢化率が上昇していく社会なのである。イメージしてほしい。2030年には高齢化率は33%、人口は1500万人以上減り、今居る若者が3人から2人になるという感じだ。どうするか?手をこまねいて入られない。そこで、冒頭に書いたように、待ったなし!「右肩下がりの社会に備えよう」である。

ところで、今後人口は減るが、経済成長は人口増に伴うので、2004年が人口のピークであるということは、経済のピークはそれより遅れてくるということになる。具体的にいうと、国民所得は2008年がピークで、人口が減っていくため、1人あたりの国民所得のピークは2014年というのが今の予測だ。つまり、人口はピークアウトしたが、あと10年くらいは経済成長は落ち込まない。

ここが注意したいところだが、人口減の影響はすぐにでないからといってのんきにしていると、ある日突然その痛みが襲ってくるのだ。だから、心構えはいわば猶予期間があるということだ!その猶予期間は、これからくる「右肩下がりの社会」に備えるには今から10年位しかない。まだ気持ちが楽なうちに、体力があるうちに、子供や孫のために政策のあり方を『人口減少』を前提にしたものに転換していく必要がある。

つまり、人口増加を前提にした政策等、無駄を削り、必要なところに重点配分する。具体的には、急速な高齢化に対する施策、予算を社会保障にシフトする。他方で、人口減少の中で、循環式社会をめざしつつ活力を維持する施策をうつ。2007年問題といわれるように、いわゆる団塊の世代が地域社会に戻ってくれば活力再生の受け皿も必要だ。これからの「夢と安らぎのある群馬」の担い手は、維持費がかかる「箱物」じゃない!まさに一人一人の人間、そして地域社会に行政は目を向ける。その人間力が、これからの「活力と安心の源」となる。

そしてわが群馬は、都会に近く温泉をはじめ自然が多い。この観光資源を県民生活の充実に活かす(何も観光客ばかりが大切ではない、住民が自分たちの周囲の自然を好きになり、そこで安らぎを感じてもらえるのが先決だ)。要するに、群馬に住み人の「未来への安心」への投資と重点配分だ。

これは、群馬における、一大転換点なのである。

About

2006年06月08日 00:21に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「ブログ謝罪についての質問」です。

次の投稿は「合併協議会でこの問題が話しあわれなかったのでしょうか」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type