今日の本会議は知事さんの願っていた、議員定数と選挙区割の質問が南波和憲議員(自民党代表)、長崎博幸議員(フォーラム群馬代表)、早川昌代議員(共産党代表)の三氏より行われた。
知事も望んでいた自分の主張を発言できる機会を、質問の形で議会側が提供した形になった。単に機会提供ではなく、三氏ともそれぞれのこの問題への考え、それぞれが主張する根拠、そして、南波議員の場合は、自民党という議員集団のなかで、多様な主張が行われ、そして、議論との結果として得た結論である「定数50、次回選挙から新選挙区」という議会の提出議案が政党内議論の帰結であることを論理的に主張していた。
知事自身も「45、すぐ新選挙区」との主張の根拠を発言していた。
知事の理由は
1 合併により市町村議員は減っている
2 県職員の数が減っている
3 道州制への備え???(この部分はメモを議会庁舎に置いてきたので後日)
4 議員数が減っても、議会権能は損なわれない
5 補選があれば合併した新選挙区ではなく、旧選挙区で行われ不自然
とのこと。従来からの、主張の通りだ。
これに対して、南波議員からは「一票の格差が50なら1.8倍。45なら2.8倍となり、この格差拡大を懸念する。」旨の質問に、知事は「3倍以内なら問題ない。」旨の答弁だった。「格差拡大反対」との県民意見は無いのか?
我々も議会内で様々な意見があり、議論でそれが集約されたのだ。定数60を主張する方から40までの意見。「直ちに新選挙区」から「次次回選挙から」までの意見。我々はこの大きな幅の中にある主張を議論で纏めてきたのだ。それを「県民へ開かれていない」と決めつけて、公開討論すると言う。
知事は、「45、直ちに新選挙区との県民の強い要望がありそれに応えた。」という。「60、次次回。」という要望は無かったのか?あったはずだ。直ちに新選挙区なら、混乱する地域もある。「それは困る。」との県民の声は届かないのか?
とにかく、知事にも議会にも主張する根拠があるのだから、議論は結構な事だ。
しかし知事の主張にわたしは以下のような危うさを感じる。
・知事は「格差は3倍以内なら問題ない。」との無責任な表現
・「議員数が減っても、議会権能は損なわれない」との根拠のない表現
・「45、直ちに新選挙区との県民の強い要望だけが知事に寄せられているような表現
・「50、次回から新選挙区の場合だけが混乱する。」と一方的な表現
・「合併で市町村議員は減ったから県議も減らせ」の論理なら道州制移行で県議会議員は減るべきだ。
まあ、この程度の自己流の解釈による主張は、議論の進め方の手法としては許容範囲だろう。しかし議会と比べ巨大な権力を持つモノが、自身の監視機関としての議会の形の変更を主張する仕方としては、「我が儘」という印象をもった。
最後に、知事の暴走を示す象徴的な出来事が起こった。質問者に与えられた質問時間が終了後、議長が終了の宣告をした後に知事は挙手をして立ち上がり、「私の答弁の時間がない。」との発言をしたことだ。(さらには議会終了後、知事は議長宛に「恣意的な議会運営で答弁機会を失った。」との文章を提出した。
小寺さんは20年以上、本会議に出席している。議員の持ち時間が終われば、その後の発言は、議員も知事側もできない事など、承知の筈だ。むしろ過去には持ち時間終了で意地悪な質問に答えずに済んだプラス面を何度も経験している筈だ。そんなルールも知事には通用しないのか?さらには税金で運営される群馬テレビの番組で、自己主張を放送する。自分の財布と税金の区別もつかなくなった。
ルールは自分で決めて、税金と自分の財布の区別もできなくなる程、長くやってる貴方が問題。