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上毛新聞の「世界遺産礼賛」

上毛新聞の大晦日版を見て下さい。「世界遺産へ光差す年に。」との記事。世界遺産登録への期待感が込められた記事だ。群馬県民としては誇らしい事は確かだ。

しかし!その世界遺産登録と、世界遺産らしい周辺整備のために一体幾らの費用が投入されるのか?
その検証無しに、「世界遺産。万歳」という記事にマスコミの冷静な視点を感じることができない。

この工場跡が日本の産業革命の中核を担い、その国際貿易黒字が日本政府の富国強兵政策の起爆剤になったことは事実だ。同様に蚕糸製造国だった中国が、近代化に乗り遅れた事実からも、官営富岡製糸工場の価値は私も感じている。文化財として保護する事に異論はない。

さらに、富岡市の事業なら、私は批判を言う立場にない。地元の文化を地元の人が守り伝える、そんな素晴らしいことはないからだ。しかし、今の実情は、県主導の世界遺産化への運動である。ならば私にも充分、発言をする立場にあるはずだ。今後一体幾らの予算を必要とするのか?明確に提示されていない。

長野オリンピックも誘致できたからいいものの、莫大な予算を費やした事もご承知の通りだ。その上オリンピック終了後に使途不明金が相当の金額にのぼる事が判明し、田中知事が誕生した事は記憶に新しいところだ。これでは今後の活動を認めると言う事は出来ない。そこで、この世界遺産登録が実現できない場合、一体誰がその責任を取るのか?知事が辞職するのか?担当者が責任を取るのか?次の常任委員会で私はその確認をするつもりだ。

もう、「思いつきの事業」は止めて欲しい。知事自身は、自分の高尚な政治哲学に導かれて、「世界遺産登録」の必要性を理解しているのだろう。しかし、地べたを這い回る凡人県議の私には知事の哲学思考プロセスを理解する事は出来ない。つまり「思いつき」としか感じられないのだ。だから、もう思いつきで税金を浪費して欲しくない、と私は考える。

コメント (2)

中村:

はじめまして。県議がこういうブログをもっているのですね。世界遺産を検索していてきました。でも、屋久島や姫路城、熊野山道原爆ドームなどはすでに世界遺産といわれなくても十分観光資源としてやっていけるところです。私は世界遺産になる前にいきましたがそれぞれ意味がありすばらしいところでした。
 それと比較して富岡製紙工場というのはそれだけで観光資源というには不十分かなという気がします。遺産になれればうれしいですが、そういうところが世界遺産になれるのか、少し私には疑問です。もちろん世界遺産と観光資源は別の概念です。しかし世界遺産になれるところは、観光資源としても十分魅力あるところでしょう。
 そんなところに、ご指摘のように、いくらかかるかわからない予算をかけるとしたら、それはひどいと思いました。いったい勝算があってはじめたことなのでしょうか?「世界遺産になれればいいな」という気持はわかりますが、政策決定のあり方として失格です。すくなくとも企業ではそういうことはしません。「思いやり」なら歓迎しますが「思いつき」はダメ。是非そこはいい方向へいくように議員のみなさんにお願いしたいところです。

名無しさん:

どうも遠くまで来て頂き感謝します。

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2006年01月01日 23:33に投稿されたエントリーのページです。

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